
「湖笛の会」は1982年、滋賀県に縁のある女性フルーティストにより結成される。
フルートオーケストラは、主にメロディを受け持つコンサートフルートを中心に、高音部にピッコロ、ソプラノフルート、中音部にアルトフルート、低音部にはバスフルート、コントラバスフルートで構成され、音域を広げることによってパイプオルガンのような豊かで、温かみのあるサウンドを創り出している。
演奏活動は国内各地に留まらず、1992年のロサンゼルスを皮切りに、ウイ-ン、パリ、ソウル、韓国光州、上海、台北、ニューオリンズなどで公演も行い絶賛を浴びる。2016年7月大阪いずみホールでの「日韓国交正常化50周年記念コンサート」に出演。
1987年繁緑文化振興財団より助成、1992年滋賀県文化奨励賞、2010年財団法人ヤマハ音楽振興会より助成を授与される。
また2012年、作曲家集団「クラムジカ」から、11曲のフルートオーケストラのための新作が湖笛の会に捧げられ初演。
創立年度より“フルートだけのオーケストラ”による可能性と魅力を追求した定期演奏会、1999年より年間6回続けている琵琶湖ホテルチャペルコンサート、36年以上の歴史を重ねる“日本フルートフェスティバルin滋賀”の開催など幅広い活動を展開。また2011年全国規模の「日本フルートコンヴェンション」の滋賀への誘致と成功の裏には、メンバー相互の結束力とユニークな企画力・演出力が余すところなく発揮され、国内外からも注目を集めた。
日本の四季の童謡と琵琶湖の美しい情景をフルートオーケストラで綴ったCD「湖の四季」、絵本付きCD「猫・ねこ・ネコ」をリリースしている。
湖笛の会のサウンドは、気品があり、透明感あふれる滋賀の音色として人々の心をとらえ、琵琶湖をわたる爽やかな風のように親しまれている。その集大成ともいうべき「ふるさと・琵琶湖哀歌・琵琶湖周航の歌」のCD(1000円)を2014年にリメイクし、好評発売中である。

湖笛の会 メンバー